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オイルの基礎知識
ギアオイル
ギアオイルとは?
自動車では、エンジンで発生した動力を伝達したり、車速を変えるためにいろいろな種類のギア装置が装備されています。エンジンの回転トルクの伝達と車速変換にはトランスミッションギアが、また動力の伝達方向を変え車輪に伝達するためにデファレンシャルギアが使用されています。
このマニュアルトランスミッションやデファレンシャルギアに使用されているオイルがギアオイルです。
(デファレンシャルギアに使用されるオイルをデフオイルと呼んでいます。)
エンジンオイルとは異なる、ギア専用のオイルが使用されています。
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ギアオイルの役割
ギアオイルの役割はギアを保護することにあります。
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ギアオイルの性能
ギアオイルには下記のような性能を基本としています。
●極圧性が優れていること
●適正な粘度特性があること
●低温流動性が良いこと
●酸化安定性が良いこと。
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ギアオイルの規格
ギアオイルにも、エンジンオイル同様に規格があります。
API規格
「GL-○」の形で表示されているのが、ギアオイルのAPI規格です。
使用する場所(ミッションやデフ)、使用条件に応じて対応するグレードが指定されています。数字が大きくなるに従い高性能になってきます。
GL-1→GL-2→GL-3→GL-4→GL-5
◇使用参考として◇
 LSD装着車など過酷な条件で使用されるデファレンシャルには「GL-5」
 マニュアルトランスミッションには「GL-3」又は「GL-4」
 FF車のトランスアクスル(ミッション・デフ共用潤滑)には「GL-5」

 ※基本的には車両メーカーが指定するグレードをご使用ください。
 ※「GL-1」「GL-2」はすでに過去のものになり、店頭では扱いがございません。
SAE規格
エンジンオイルでも「オイルの固さ」を表す規格が「SAE規格」でありました。
この「SAE規格」のギアオイル版があります。
ギアオイルの基本性能に「●適正な粘度特性があること」とあったように使用環境に応じた適した粘度が必要になるからです。
SAE規格
低温側粘度 高温側粘度
75W 90
80W 140
85W 260

低温時の固さと高温時の固さの組み合わせのオイルがあります。
「75W-90」 「80W-90」 「85W-140」
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ギアオイルを交換しなとどうなるの?
ギアオイルの場合はエンジンオイルに比べて交換サイクルが長くなっています。
その理由は
 ●エンジンオイルのように燃焼による生成物が発生しない
 ●密封されているので、水や空気による酸化促進が少ない
 ●燃料に希釈されることもなく、ロングライフが可能

以上の理由から、エンジンオイルよりは長く使用することができます(1年又は2万km)
交換サイクルは長いですが、交換はかならず必要になります
交換しないと
 ●添加剤の劣化による性能劣化
 ●ギアがかけます
 ●粘度が高くなり、流動性がわるくなります(トランスミッションは入りが悪くなります)
こうならないように定期的に交換しましょう!!
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ギアオイルの選び方
ギアオイルにも2つの規格があることを説明させていただきました。
API規格 SAE規格の組み合わせでオイルを選択しましょう。

選択の参考として
FR車の一般的なマニュアルトランスミッション 80W-90 GL-3又はGL-4
FR車の一般的なデフ 80W-90 GL-5
FR車のノンスリップデフ 85W-140 GL-5
FF車のトランスミッションとデフ 75W-90 GL-4又はGL-5
軽自動車のトランスミッション 75W-90 GL-4

★FF車のトランスミッション「トランスアクスル」
FF車のミッションとデフは1種類のオイルで共用潤滑しています。FF車の場合、コンパクトな設計をしなければならない中から生まれたものです。
トランスミッションとデファレンシャル機構が一つのケースの中に収められています。
FR車のように別々のオイルを使用することが出来ません。
この方式を「トランスアクスル」といいます。

★オイルの選択は車両メーカーが指定するものを基準としてください。
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